映画のワンコ
2020.11.26
ペットスタイリストのセイジです !
ハリウッドではグルーマーになる前に映画やTV製作に携わっていましたが、本当にたくさんの作品に動物たちが出演しているものです。
僕が最初にボランティアを始めたバーバンク・アニマル・シェルターの受付の壁には、コッパー彫刻のようなワンコの絵が額に収まっていました。
ハリウッドから「ハリウッドサイン」のある山を越えた東北に位置する、治安もよい人気の高いバーバンク市のアニマルポリス・ステーションに併設されたシェルターです。
1974年にアメリカで公開、その後1976年に日本でも公開されて大ヒットした映画「ベンジー」
ベンジーこそこのシェルターにいた保護犬だったのです。
ここから里親にもらわれて行ったその後、このベンジー役に大抜擢され当時世界一有名なワンコになったのでした。
2011年公開のフランスのサイレント映画「THE ARTIST」(アーティスト)は、アカデミー賞作品賞を受賞しました。この映画では、滑稽でなんともカワイイ演技をするジャックラッセル・テリアのUggie(アギー)が登場します。僕は、この作品では主にステージ前のオーケストラ・ピット内の楽器の時代考証、製作、セットアップや小道具を担当しました。
Uggieはステージ裏でも愛想がよく、みんなに可愛がられていました。でも、そんなUggieから離れた控室にUggieそっくりのジャックラッセル・テリアがいたのです。この子は、ひっそりと静かにケージの中でいつ来るかわからない出番を待っているかのようでした。そう、このように動物が登場する作品では必ずと言ってよいほど代役の動物が用意されているのです。万が一病気になったり、盗まれたり、いなくなった時のためです。
Show Must Go On! 撮影をストップする事は消して出来ない厳しい世界なのです。
ハリウッド映画の撮影は華やかなイメージがありますがいざ「Rollin’!」と声がかかりフィルムが回ったら(今は主にデジタルですが)つばを飲み込む音さえ消して、胃が口から出そうな緊張の中撮影は続いて行きます。
そして「Cut! OK!」の声とともに飛び出しそうだった胃が元の位置に納まり、スタッフ全員の口元が少し和らぐのです。そして「Uggieよくやった!グッドジョブだ!」と頭を撫でてもらい、ハリウッド・スターの一員となったワンコは控室のトレーラーへ颯爽と帰って行くのでした。
後日、アカデミー賞のレッドカーペットを歩いているUggieを見て嬉しい反面「こいつ、俺の何倍稼いだんだろ?」とため息をついた日を思い出します。
このような動物たちの活躍や、演技をよく見るのも映画の楽しみ方のひとつではないでしょうか?!
★トリミング料金はこちら!
★LINEで初回予約10%OFF!
★完全予約制ですので、当日ご希望の方はお問い合わせください。
TEL:070-5659-1057
★提携駐車場あります(1時間無料)
★京都市、上京区、中京区、丸太町、下京区、右京区、左京区、北区、南区、
トイプードル、スタンダードプードル、ティーカッププードル、タイニープードル、
ポメラニアン、チワワ、ビションフリーゼ、シュナウザー、シーズー、マルチーズ、
ヨークシャーテリア(ヨーキー)、ダックスフンド、カニヘンダックスフンド、
ミニチュアダックスフンド、ウェストハイランドホワイトテリア(ウェスティ)
パグ、コーギー、柴犬、キャバリア、コッカースパニエルetc....